心が強い人と弱い人の比較や特徴の大きな6つの違い

あなたは心が強い方ですか?それとも弱い方でしょうか。「自分は心が弱い」と感じている方は、気分が沈みがちだったり悩み事が多かったりと大変なことも多いのではないでしょうか。心を強くして、明るく生きていきたいとは思っても、実際にはどうすれば良いのかわからないという方も少なくないはずです。

 

そこで、今回は心の強い人の特徴について知っていきましょう。そうすることで、心が弱い人と強い人の違いを知り、改善すべき点が見つかってきます。

 

心が弱い人の特徴

まずは、心の弱い人がどのような特徴を持っているのかをみていきましょう。心が弱くなるか、強くなるかは生まれ持った性格の違いだけの問題ではありません。普段の生活や考え方などの習慣によって変化していきます。

 

心の弱い人の生活、考え方の特徴を知り、自分自身の改善点を見つけていきましょう。

 

気持ちの切り替えが遅い

心が弱い人は、気持ちの切り替えが上手くできないという人が多いでしょう。例えば、何か失敗をして落ち込んでいる時、悲しい出来事があった時などにその気持ちを長い間引きずってしまいます。

 

「いつまでも悩んでいても仕方がない」と自分自身で分かっていても、なかなか気持ちを切り替えられません。このように、気持ちを切り替えられないと、自己嫌悪に陥ってしまったり悩みすぎてしまったりと生産性のない行動や思考を取ってしまうようになってしまいます。

 

そのため、全く前に進む事ができなくなってしまい、さらに気持ちが沈んでいってしまうこともあります。

 

人からの意見を受け入れられない

心が弱い人の中には、他人がアドバイスをくれた時や間違いを指摘されたときに、それを受け入れられないという人がいます。アドバイスや間違いを指摘されることを、「より良い結果に繋げるため」と捉えられず、「自分の悪いところを指摘された」「自分は上手くできていなかった」と捉えてしまいます。

 

そのため、人からの意見を受け入れるということは、「自分を否定された」ことを受け入れることだと考え、人からの意見をなかなか受け入れられず意地を張ってしまうことがあります。

 

人に頼る事ができない

他人に頼ることが苦手というのも、心が弱い人の特徴です。他人に頼ることは、相手に自分の弱さを見せる事だと認識してしまい、人に頼ることができなくなってしまっています。また、人に頼るということは、「自分一人では問題を解決できない」「能力がない」と判断されてしまうのではと考える人もいます。

 

そのため、自分一人ですべてを抱え込んでしまい、問題がより大きくなってしまったり悪い結果に繋がってしまったりします。

 

完璧を求めてしまう

心が弱い人は、完璧を求めすぎてしまう傾向にあります。何をするにも完璧にこなそうと考えてしまうため、少しのミスや至らなかった点を気にしすぎてしまいます。完璧に物事を進めることができなかったときに、「自分はダメだ」「こんなことさえできないなんて」と自分を責める事をしてしまいます。

 

完璧な結果を求めてしまうと、自ずと「完璧にはいかない」という結果に直面することが増えてしまうので自分を責める行為や落ち込むことも増えてしまうことになります。

 

「完璧を求める」ことが必ずしも悪いというわけではありませんが、それをすることによって自分自身を追い詰めてしまうということは多いでしょう。

 

他人と自分を比較する

他人と自分を比較する行為は、心を弱くしてしまう原因になります。人は一人一人違った個性を持っているものです。人より優れている面もあれば人よりも劣っている面もあります。ですが、それをきちんと理解できていないと、自分と人を比べて自分の方が劣っている点を見つけては落ち込んでしまいます。

 

他人と自分を比較する人は、自分の良い面を見ることができずに悪い面にばかり気を取られてしまいます。自分の短所を他人と比べて「自分は人よりも劣っている」と劣等感を強く感じてしまうことが多くあります。

 

自分の良い面には気づけず、人と比べて劣っているところばかりをみてしまうので、どんどん自己肯定感が低くなってしまうでしょう。

 

生活習慣が乱れている

生活習慣の乱れは、心に大きく関係してきます。生活習慣が乱れ、不健康な身体になってしまっている人は心も不健康になっている場合が多いでしょう。

 

睡眠時間をきちんと確保していなければ、体がだるく頭が回らないということが多くなります。そうすると、なかなかやる気が出なかったり仕事でのミスが増えたりすることに繋がっていきます。体がだるく、やる気が出ない。仕事でもミスや失敗が多くなるということが続いていくと、気分もどんどん沈んで行ってしまうはずです。

 

食事や運動もとても大切です。食事での栄養不足や運動不足によって幸せホルモンであるセロトニンが不足すると、不安感が強くなったり気分が安定しなかったりというように心の健康にも大きな影響を及ぼしてしまいます。

 

心が強い人の特徴

ここまで、心が弱い人の特徴についてお伝えしてきました。当てはまる項目がいくつかあったという方もいらっしゃるはずです。ここからは、心が強い人の特徴についてお伝えしていきます。心が強い人の特徴を知り、自分自身の行動・思考について見直すべき点を見つけていきましょう。

 

気持ちの切り替え方を知っている

心が強い人は、自分が落ち込んでしまった時や悲しい気持ちになった時の気持ちの切り替え方を知っています。

 

「この音楽を聴けば気分が晴れる」「気分が落ち込んだら綺麗な景色を見に行く」「趣味に没頭すれば気持ちを切り替えられる」など、自分自身の心を安定させる方法を知っています。心が弱い人は、気持ちの切り替えが苦手で、自分が何をすれば気持ちを切り替えられるのかがわからないという方も少なくありません。

 

落ち込んだり気分が沈んでしまったりした時には、思いっきり趣味を楽しんでみる、好きな音楽を聴いてみるなど自分独自の気持ちの切り替え方を探してみましょう。気持ちを切り替える方法を見つけることができれば、長い間落ち込んだり悩んだりすることもなくなり、心の健康が保てるはずです。

 

人からの評価を気にしない

心が強い人は、自分で自分の行動や考えを肯定したり間違ってしまった時にはそれを認めたりすることができます。そのため、他人からの評価をそれほど気にしません。

 

心が弱い人は、他人からの評価を気にするあまり、自分が思うような行動が取れないことや自分の考えを発言できないということも多々あります。また、他人から否定されるということを恐れ、人からの意見やアドバイスを受け入れられないということもあります。

 

心が強い人は、自分が正しいと思ったことをはっきりと声に出したり行動として示したりすることができます。また、他人から評価されることを恐れていないので、人からの意見やアドバイスも「より良い結果に繋げるため」と捉え、受け入れることができます。

 

もし、今まで他人からの意見やアドバイスを受け入れられなかったという人は、それを「自分を否定された」と捉えるのではなく、「足りない部分を補いあって良い結果に繋げようとしてくれている」と考え、他人からの意見もきちんと受け入れるようにしましょう。また、人からの評価を気にしすぎず、自分自身で自分の言動を判断するように心がけてみてください。

 

完璧を求めすぎない

心が弱い人は、完璧を求める人が多く、些細なことでさえ気にしすぎてしまいます。ですが、完璧を求めすぎないことも心を強くする鍵です。心が強い人は、些細なことはあまり気にしないという人が多いでしょう。

 

些細なことよりも、全体を広い視野でみる能力に長けているので、物事が全体として良い方向に向かっているか、全体として良い結果が残せるかどうかということに重きを置いています。

 

心を強くするには、細かい部分はある程度諦めて切り捨てられる能力が必要になってきます。完璧を求めすぎて、些細なことが気になってしまうという方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、意識して全体を見るように心がけてみましょう。視野が狭まっていると細かい部分ばかりが気になってしまいます。視野を広げて、全体としてどのような結果になりそうかということを重視してみてください。

 

自分の長所を理解している

心が強い人は、自分の優れている面、長所をしっかりと自分自身で理解しています。そのため自己肯定感が低くなりすぎるということがありません。また、自分と他人を比較して劣等感を感じるということもあまりないでしょう。

 

自分の長所を理解できていると、自分の悪い部分ばかりが目につき、気になってしまうことも少なくなります。また、自分の短所を人と比べて劣っていると考えることもしなくなります。それをしても意味がないということをきちんとわかっているからです。

 

心が弱い人の中には、人には誰にでも良い面も悪い面もあるということを理解できていない人がいます。自分には悪い面ばかりで他人よりも劣っていると考えてしまっています。そのような方は、今一度自分自身を見直してみてください。確かに、あなたには短所もあるかもしれません。それは、人と比べた時には劣っているように感じるでしょう。ですが、あなたには必ず人よりも優れている長所もあります。

 

もし、自分自身では見つけられないという方は、友人や恋人、家族などに聞いてみると良いかもしれません。まずは、自分の長所をきちんと理解するということが大切です。

 

生活習慣が整っている

心の健康が保てている人は、体の健康にも気を遣っています。体が健康だと、心も健康になっていきます。逆に、体が不健康だとそのほかの部分でいくら気を付けていても心も不健康になってしまいます。

 

心身の健康にとって、睡眠・食事・運動はとても大切です。朝起きる時間と夜寝る時間を決めて、睡眠の質を高めることや睡眠時間をきちんと確保すること、バランスを考えた食事を毎日3食取ること、毎日30分でも良いので軽い運動をすること。以上のことに気を遣ってみると、体の調子がこれまでより大幅に良くなっていくでしょう。

 

体が健康になると、自然と心も健康になっていきます。体の調子があまりよくないなと感じている方は、まず生活習慣を正してみることから始めてみてください。

 

まとめ

心が弱い人、強い人の特徴についてお伝えしてきました。心が打たれ弱く、すぐに気持ちが落ち込んでしまうという方は少なくないでしょう。ですが、日々の心がけで心を強くしていくことは可能です。まずは、一つずつでも構いません。今回お伝えした、「心が強い人の特徴」を参考に少しずつ行動や思考を変えていきましょう。

 

毎日の心がけで、今までよりも気分が沈むことや悩み事が減っていき明るく過ごすことができるようになっていくはずです。

 

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