すぐにイライラしてしまう理由!怒りをコントロールする方法5選
  • マナーの悪い人を見るとついイライラしてしまう
  • 家族などとよくケンカをする
  • 仕事中に焦りやイライラを感じる事が多い

このような項目に心当たりがある方は、疲れやストレスからイライラしやすくなっているのかもしれません。また、元々怒りっぽい性格で、それを直したいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。イライラしたり誰かに対して怒りを覚えたりという感情は誰にでもありますが、その頻度があまりにも多いと、周囲の人も自分自身も困ってしまいますよね。

 

怒りという感情はエネルギーを使います。怒ったりイライラしたりした後には、ドッと疲れてしまったという経験はありませんか?すぐにイライラしてしまう性格を直したいと考えている方も少なくないはずです。

 

そこで今回は、怒りをコントロールする方法についてご紹介していきます。自分自身の怒りを上手くコントロールして、日々を笑顔で過ごせるようにしていきましょう。

 

イライラする原因

怒りをコントロールするには、まず怒りの原因を知る必要があります。あなたは今までに自分が怒ったりイライラしたりした原因を思い出せるでしょうか?あまり意識したことがないという方も多いかもしれませんね。

 

では、まずはイライラする原因について一緒に考えてみましょう。

 

価値観の相違が生まれた時

  • 公共の場で騒いでいる人を見たとき
  • 家族が部屋をすぐ汚してしまうとき
  • パートナーとの金銭感覚のずれを感じたとき
  • 周囲に自分の都合を押し付ける人を見たとき

あなたは、このような場面で怒りやイライラを感じた事はありませんか?このような場面であなたが怒りを感じた原因は、その相手との価値観の違いを感じたからです。「価値観の違い」とは、お互いが大切にしている考え方や物事の優先順位の違いのことです。

 

人は、価値観の違いを感じるとつい怒ったりイライラしたりしてしまいます。価値観の違いで怒りを感じたという経験をしたことがあるという方は多いはずです。自分の価値観と相手の価値観の違いを感じた際、「普通は公共の場所では静かにするものじゃない?」「自分の都合より、まずは周囲を気遣うものでしょう」と考え、イライラしたという方は少なくないでしょう。

 

自分の価値観や考え方・意見を持っているということは決して悪い事ではありません。ですが、それを相手にも求めようとしてしまうことは怒りやイライラの原因となってしまいます。

 

期待外れだった時

・友達に約束をドタキャンされたとき

・自分の仕事ではないはずのことで残業になってしまったとき

・一生懸命にやっていたことを評価してもらえなかったとき

このような場面で怒りやイライラを感じてしまうのは、自分の期待していたことが外れてしまったからです。これらの場面で、あなたの期待通りの結果が得られていれば、当然ですが怒りやイライラを感じる事はなかったはずです。

 

「楽しみにしてせっかく計画を立てていたのに」「自分の仕事ではないことを残業してまで手伝わされるなんて」「努力したのに褒められるどころか批評されるなんて」など、自分の期待通りに相手が動いてくれないことについイライラしてしまう人は多いでしょう。

 

私たちは、「このぐらいはして当然だろう」「こうしてくれるだろう」と相手に対して勝手に期待をしてしまいます。また、自分が期待していることを「相手もわかっているだろう」「伝わっているはずだ」と無意識のうちに思ってしまっているのです。そのため、その期待が裏切られてしまった時、怒りの感情が湧いてきてしまいます。

 

また、期待と実際に起こった事のギャップが大きければ大きいほどイライラや怒りの感情も大きくなります。「友達が約束に5分遅れてきた」程度であればそれほどイライラすることはないですが、「約束に1時間遅れてきた」という場合はさすがに怒ってしまうという方が多いのではないでしょうか。

 

無意識のうちに相手に期待をしてしまっていること、そしてその期待を裏切られることがイライラや怒りの原因となっているのです。

 

怒り・イライラをコントロールする方法

怒りやイライラを感じてしまう原因について、ご理解いただけたでしょうか?では、次に怒りをコントロールする方法についてです。怒りの原因がわかっていれば、その対策やコントロールする方法も見えてきます。

 

怒りやイライラをコントロールして、良い気分で過ごせる時間を増やしていきましょう。

 

自分の価値観を人に求めない

価値観を持っていること、自分の意志や考えをきちんと主張できることは悪いことではありません。それはあなたの長所でもあります。ですが、自分の価値観を他人に求めようとしてしまうと、怒りが生まれたりイライラしてしまったりする原因になります。

 

人の価値観は人それぞれです。誰一人として誰かと全く同じ価値観を持っている人はいないでしょう。その事についてわかっているつもりでも、人はつい自分の価値観を相手にも求めようとしてしまいます。相手との価値観の相違を感じ、イライラしてしまいそうになった時には「そういう考え方もあるか」「これがこの人の価値観なんだな」と考えるようにしましょう。そうすることで、自分と相手の価値観には違いがあるという事を再認識することができ、怒りやイライラを抑える事ができるでしょう。

 

もし、どうしても相手の行動が許せないという場合は怒りをぶつけるのではなく、「自分はこう思うんだけど、どうかな?」「もう少しこうしてもらえるとありがたいんだけど・・・」と提案する形で相手と話しあい、お互いが納得できる方法を探ってみましょう。

 

期待はしない

誰かに何かを求めていると、裏切られたときに怒りやイライラを感じてしまいます。他人にはあまり期待をしないようにしましょう。「こうしてくれるだろう」「こうするべきだ」という考えは、裏切られることの方が多いということを頭に入れておくと良いかもしれません。

 

「店員はお客さんに丁寧に接客をするものだ」と期待していると、態度の悪い店員に当たってしまった際、イライラしてしまいます。ですが、「店員も疲れているときもあるだろうから丁寧にできないこともあるよな」と思っていれば、態度の悪い店員さんにも、「疲れているのかもな」とイライラせずに接することができるようになるはずです。

 

また、あなたが期待している行動を相手にどうしても取ってほしいと思う時には、口に出して相手に伝えるというのも一つの手です。「言わなくてもこれぐらいやってくれるだろう」「伝わっているだろう」と思っていても、相手にはあなたの期待が全く伝わっていないということは珍しくありません。

 

「今日はどうしても定時に帰りたいから、何時までにはこれを終わらせておいてくれる?」

 

「もし時間に遅れそうなら、事前に連絡してくれるとありがたいな!」

 

というように、あなたが期待している行動を具体的に相手に伝えましょう。そうすることで、あなたが期待していることを相手も明確に理解することができますし、あなたがイライラすることも無くなり、お互いにとってプラスになるはずです。

 

怒りっぽい人とは距離を置く

あなたの周りに、常にイライラしているひとや怒りっぽい人はいませんか?怒りという感情は周囲に伝染してしまいます。誰かが怒っていると、その場の雰囲気が悪くなり周囲にいる人達も少しずつイライラしてきます。上司が怒りっぽいと、職場の雰囲気がいつもピリついているという現象も、怒りが伝染してしまっているためです。

 

「昔からの知り合いだから」「共通の知り合いも多いし・・・」という理由から怒りっぽい人との関係を続けている人もいるかもしれません。ですが、その人との関係を続けていても、あなた自身が怒りっぽくなったりイライラしやすくなるせいでストレスが溜まってしまったりとあなたにとってメリットはほとんどありません。

 

常にイライラしている人と一緒にいても、気分は暗くなるばかりです。もし、自分の周りにいつもイライラしている人、怒りっぽい人がいるという方はその人と距離を置いた方が良いでしょう。

 

職場の人だから距離を置くことが難しいという方もいらっしゃるかもしれませんが、プライベートでは関わらないようにするなどの工夫をしてみてください。

 

時間に余裕を持つ

時間に余裕がない時、心にも余裕がなくなってしまいます。仕事の締め切り前や急いでいる朝の電車が遅延してしまった時などには、時間に余裕がなくイライラしやすくなっているのではないでしょうか?

 

時間に余裕を持たせ、心に余裕ができてくるとイライラすることも減っていきます。朝はいつもよりも早い電車に乗ってみる、仕事はできるだけ余裕を持って進める、無理な仕事はできるだけ引き受けないようにするなど、時間に余裕を作ることを心がけていきましょう。

 

仕事が忙しい時期で、どうしても時間に余裕がないという時には、プライベートでは無理をしないようにしましょう。例えば、家事はほどほどにして早めに寝る事を心がければ、朝も余裕を持って起きる事ができます。頑張りすぎずに、たまには手を抜く事も怒りをコントロールする一つの方法です。

 

健康的な生活をする

不健康な生活をしていることも、怒りやイライラを感じやすくする原因になります。疲れやストレスが溜まり、自律神経が乱れてしまうと怒りっぽくなることもあります。また、体調が悪いときや寝不足もイライラしてしまう原因です。怒りをコントロールするためには、健康な体は欠かせないのです。

 

お腹が空かないから、時間がないからと言って朝食を抜いている人は少なくないでしょう。ですが、きちんと朝食を摂る人と朝食を摂らない人では、朝食を摂らない人の方が怒りっぽくイライラしやすいという事がわかっています。食事は抜かず、3食しっかり食べるようにしましょう。

 

睡眠時間が短いと、集中力が続かなかったり疲れやすくなったりします。そのため、イラつくやすくストレスも溜ります。朝起きる時間と夜寝る時間を決めて、規則正しい生活を心がけてみましょう。睡眠時間がきちんと確保できると、朝からしっかりと脳が働いてくれるので、効率よく仕事をすることができるようになるでしょう。疲労やストレスも溜りづらくなるのでイライラも減るはずです。

 

運動は、ストレスの発散、気分のリフレッシュにもなります。また、運動は幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌を促すので、気分が不安定になることや暗くなることを節でくれます。

 

毎日30分程度で良いので、毎日続けることが重要です。体に負荷をかけすぎると逆に疲弊してしまう可能性があります。自分が気持ちいいと感じる程度の運動を長期間継続していくことを心がけてください。

 

まとめ

すぐにイライラしてしまう原因と、怒りをコントロールする方法についてお伝えしてきました。

 

怒りの感情は誰にもあるものですし、全くないというのも問題です。ですが、あまりにもイライラすることが多いと、自分自身も疲れてしまいますし、周囲の人にも伝染してしまうなど良いことはありません。

 

今回ご紹介した方法を実践して、怒りを上手くコントロールできるようにしていきましょう。そうすることで、今までよりも一日中笑顔で過ごせることが増えていくはずです。

 

 

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