職場や付き合う人間関係で性格は変わる!自分を見失わない方法

あなたは、「あれ?私ってこんな性格だったっけ?」と感じたことはありませんか?「昔より神経質になった?」「怒りっぽくなっている気がする…」など自分の性格に異変を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、「性格はそう簡単に変わらないだろう、気のせいだ」と放置してしまってはいませんか?あなたが自分の性格に少しでも異変を感じたのであれば要注意です。職場や人間関係が原因で、あなたの性格が変わってしまっている可能性があります。

 

ここでは、職場や人間関係によって性格が変わってしまう原因と自分の性格を見失わないために試してほしいことをお話していきます。

 

職場や人間関係で性格は変わる!

性格は自分が生まれ持った性質や遺伝によって決まる部分もあるので、職場や人間関係ぐらいでは変わらないだろうと考えている方も多いでしょう。確かに、生まれ持った性質や遺伝などの根本的な部分はあまり変わっていないはずです。

 

ですが、人の性格は外的要因によっても決まります。そのため、職場の雰囲気や仕事内容、あなたと関わる人の性格が、あなたに影響を及ぼすということは全くあり得ない話ではないのです。むしろ、外的要因も性格を形成していく一つの要素なので、職場、人間関係が変わって来れば、自ずと何かしら変化はもたらします。

 

職場・仕事による変化

1日の中で、職場にいる時間は何時間ほどでしょうか?少なくとも8時間、それ以上の方もたくさんいらっしゃると思います。仕事に就けば誰しも、週5日8時間以上職場で過ごしたり仕事をしたりしなければならなくなります。必然的に一人でゆっくりする時間、趣味や好きな事をする時間は少なくなってしまいます。

 

人の性格は外的要因で決まっていく部分も大きいので、職場にいる時間や仕事をしている時間が長ければ長いほど職場や仕事から受けとる影響も大きくなってしまいます。それは必ずしも悪い影響というわけではありません。

 

例えば、『内向的な性格だったがチームワークを大切にする社交的な社風の会社で働いていたらコミュニケーション能力が高くなった』など、自分にとってプラスになる変化が起こる場合もあります。ですが、『緻密な作業を黙々と行わなければならない仕事に就いたら、とても神経質になってしまった』という変化もあり得るということです。

 

人間関係による変化

子どもの頃や学生時代と比べると関わる人や友人の輪が限定されてきたなと感じている方は多いのではないでしょうか。

 

クラスの友達、部活やサークルの先輩・後輩、アルバイト先でできた友人などに加え、SNS上での友人など子どもの頃や学生時代はいろいろなコミュニティに属し、様々な性格の人と付き合う機会がありました。

 

しかし、大人になるにつれて『職場の同僚』『ママ友』など関わる人が狭い範囲に限定されてしまうということがよくあります。いろいろなコミュニティに属し、関われる相手が多ければ、苦手だと感じた性格の人と無理に付き合う必要はありません。

 

ですが、狭い範囲で人間関係を構築してしまうと「苦手だな」「自分の性格とは合わないかも」と感じても関係を断つことは難しくなってしまいます。

 

これもまた、必ずしもあなたにとってマイナスになるとは限りません。自分が消極的な性格のため、積極性のある人に対して「少し強引で苦手かも」と感じていても付き合っていくうちにその人から影響を受け、積極性が増すということもあるでしょう。

 

ですが、『常にイライラしている人と我慢して付き合っていたら、自分も怒りっぽくなってしまった』というように、自分にとってマイナスな変化が起きてしまうこともあるのです。

「性格が悪くなった?」と感じたら試したいこと

少し気が合わないから、雰囲気が合わないからと言って全ての関係を断ってしまっていてはキリがありませんよね。仕事やその人との付き合いを続けていく中で、あなたにとってプラスになるような良い性格の変化が現れるという可能性もあります。

 

ですが、もしあなたが自分の性格について少しでも悪くなっているのではないかと感じた場合は、これから紹介することを試してみてください。

職場にいる時間を短くする

職場や仕事が原因で性格が悪い方向に変わっているかもと感じた方は、まずは職場にいる時間を少しでも減らしてみましょう。難しいと感じるかもしれませんが、ほんの少しの時間でも構わないので実践してみてください。

 

例えば、昼食の時間に外に出るのが面倒だからと社員食堂を利用していたり、会社内で食事を取ったりしているのであれば会社の外で食事をとるようにしてみましょう。こうすることで、30分~45時間程度は職場から離れることができるはずです。自分のお気に入りのお店や、好きな場所で昼食を取るだけで、自分一人の時間を確保することができます。

 

また、残業などで職場にいる時間が長くなってしまっている方は少しでも早く帰るように心がけましょう。どうしてもという場合は仕方ないですが、無駄な残業はできるだけ避けて少しでも早く帰宅しましょう。15分~30分だけなら変わらないだろうと考えているかもしれませんが、拘束時間が30分短くなればその分自分の好きな事ができます。

 

仕事中心の生活を送っているとどうしても自分の本来の性質を見失ってしまいます。仕事以外のことに意識を向け、自分が好きな事や趣味に割ける時間を少しでも設けてみてください。とにかく、仕事に関わっている時間を短くするということが大切です。

プライベートでは仕事関係の人付き合いを減らす

仕事に就くと、プライベートでも仕事関係で知り合った人と過ごす時間が多くなってくると思います。仕事後に飲みに行ったり、休日に同僚と食事に出かけたりすることも多いでしょう。確かに、職場での人間関係を良好に保つことは大切です。その方が仕事もし易いですし、職場でのストレスも減ります。

 

ですが、職場にはある程度その社風に合った性質を持った人が集まっていることが多いです。そのため、あなたが最初は「何かおかしい気がする」「これって普通じゃないかも」と感じていたことでも、自分の考えが少数派だった場合、あなたがそれに適応してしまうということが起こります。

 

例えば、第一印象が「あまり常識のない人」だったとしても、その人と同じような考えの人が職場に多ければ「これが普通かも」と考えが変わってしまう危険性があるということです。自分の性格が少しでも悪い方向に変わったかもと感じているなら、仕事関係の人付き合いを減らすようにしましょう。

 

仕事後の飲み会に参加する頻度を減らし、休日に誘いがあっても、他の予定が入っているなど理由をつけて断るようにしましょう。もちろん、全て断る必要はありません。職場での関係性が悪くならない程度に、です。

 

昔の気が合う友人に連絡してみる

人間関係が狭い範囲で固定されてしまっていると、ある程度付き合わなければならない人が決まってしまうので、その相手に話を合わせたり気を遣ったりしているうちに本来の自分の性格を見失ってしまう可能性があります。ですが、自分の性格に異変を感じても、その人との関係を断ち切ることができないという場合もあるでしょう。

 

そのような場合は、学生時代に気が合うと感じていた友人に積極的に連絡を取ったり、予定が合えば会ったりするようにしましょう。気を遣わずに接することができていた友人と思い出話などをしてみると、今の自分と違う部分や昔から変わっていないところにも気づくことができるかもしれません。

 

昔の自分と今の自分の違いを把握し、客観視することで自分の性格が悪い方に変化していくことを防ぐことができるはずです。また、自分とは合わないなと感じながらその相手と付き合っていると、疲れやストレスも溜ってしまいます。疲れやストレスが溜まっていると自分も知らず知らずのうちにイライラしたり怒りっぽくなったりしてしまうものです。

 

昔の友人であれば、自分の意見や考えを、気を遣わずに話すこともできますし、相手に合わせたり相手の顔色を窺ったりする必要もないでしょう。このように自分が素のままでいられる相手と会ったり、話したりする機会を設けることであなたのストレスも減っていくはずです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。職場や人間関係で性格が変わる理由、そして性格が変わってしまった時に試してほしいことについてお話してきました。

 

もしあなたが、自分の性格が悪くなっているかもと感じているなら、その原因を考えてみましょう。職場やあなたが付き合っている人は、本来の自分に合った環境・相手だったでしょうか?

 

今は職場や周りの人から影響を受けてしまっているかもしれませんが、あなたの根本的な部分は変わっていないはずです。本来の自分を見失わないために、今日お話ししたことを是非参考にしてみてください。

 

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