ネガティブな人の特徴や性格!マイナス思考の改善方法3選
  • 何事も悪い面ばかり見てしまう
  • 失敗したことをいつまでもクヨクヨ悩んでしまう
  • 自分を責めてしまう癖がある
  • いつも不安を感じている

このようなネガティブな性格に悩んでいる人は少なくないでしょう。いつも大きな不安を抱えていたり物事の悪い面ばかりが目に付いたりと、マイナス思考であるが故に毎日がなかなか楽しめず、どこかつらいものになってしまっているということもあるかもしれませんね。

 

ネガティブな性格の人は、ポジティブな性格になりたいと考えた事があるはずです。プラス思考を身につけて、ポジティブな性格になれば、今まで楽しめていなかったことも全力で楽しめるようになるはずです。

 

では、マイナス思考によるネガティブな性格を改善するにはどうすれば良いのでしょうか。今回はマイナス思考を改善してポジティブな性格になるための方法をご紹介していきます。

 

マイナス思考の改善方法

ネガティブな性格の方は、無意識のうちに考え方がどんどんマイナス思考になってしまうということもあるでしょう。このマイナス思考を改善しなければ、ネガティブな性格を直すことはできません。では、どのような思考や行動の変化でマイナス思考を改善していくことができるのでしょうか?

 

マイナス思考を改善して、ポジティブな性格になるための方法について幾つかご紹介していきます。

 

強い劣等感を克服する

あなたのネガティブな性格には、強い劣等感が関係しているかもしれません。劣等感とは、自分を他人と比較して劣っていると感じる事です。ネガティブな性格の人は、この劣等感が人より強いことがあります。この劣等感は、実際にどうかということは関係なく、自分の能力が人より劣っていると感じたり、自分には他人よりも価値がないと考えたりしてしまうことです。

 

このような感情が強ければ、ネガティブになってしまうのも納得できるのではないでしょうか。劣等感の強い人は、他人の優れた点を見つけては、自分の悪い点や短所を気にして落ち込んでしまいます。何か得意な事があっても、自分よりも優れた人を探して劣等感を感じるという人もいるでしょう。

 

劣等感は、他人と比較することで生まれる感情ですが、実は自分の中の理想の高さが劣等感を生み出しています。自分の理想と現実の自分が大きくかけ離れてしまっていることが、他人と自分を比べてしまうことに繋がっているのです。

 

例えば、習い事でピアノをやっているとします。ピアノのコンクールに出ることになった時、「コンクールでは絶対に金賞を取りたい」という理想を抱いていると、結果が銀賞だったとしたら「自分はあの人よりも下手だった・・・」「金賞を取ったあの人よりも、自分はダメなんだ・・・」と他人と比較してしまうでしょう。

 

しかし、理想が「コンクールでは銀賞を取ること」で、結果が金賞だったらその結果に十分満足するはずです。「今度はもっと上を目指して頑張ろう」という気持ちにはなるかもしれませんが、最優秀賞の人と自分を比べて「自分はダメだ」とは考えないはずです。

 

このように、自分の理想とする姿と現実の自分に差が生まれると、人は劣等感を抱きやすくなります。

 

では、この強い劣等感を克服するにはどのように考えることが必要でしょうか。

 

劣等感の強い人は、理想が高かったり完璧主義だったりする場合が多いでしょう。そのため、自分がいくら一生懸命頑張っていてもなかなか納得できず、劣等感を感じて自信を失います。逆に、あまり劣等感を感じていない人は、自分の能力が客観的に見て高いか低いかということに関係なく、自分に自信を持っている人が多いでしょう。

 

そのような人は、高い理想を抱いていないことが多いです。「自分はこの程度できれば十分だ」「誰にでも苦手な事はあるから、できなくても仕方ない」と考えることができます。そのため、自分の能力を人と比べてひどく落ち込むということもなくなるのです。

 

重要なのは、何事も完璧にこなせる人などいないということを理解することです。「誰だってミスをするものだ」「上手くいかないのは当たり前」ということがわかってくると自然と自分の中の理想も低くなっていきます。そして、劣等感を感じづらくなると上手くいかないことにひどく落ち込んだり、自分の悪いところばかり考えて悩んだりすることも減っていくでしょう。

 

ポジティブな言葉を使う

普段から使っている言葉は、思考に大きく関わってきます。ネガティブな言葉ばかり使っているといつの間にか考え方までネガティブになってしまいます。逆に、ポジティブな言葉を多く使えば、考え方も自ずとポジティブになっていくということです。

 

マイナス思考を直したい時には、普段使っている言葉を見直してみましょう。ネガティブな性格の人は、意識してみるとネガティブな言葉をたくさん使っていることに気づくはずです。「つらい・きつい・しんどい・面倒・だめだ・できない」などの言葉をよく発している方は少なくないはずです。実際に言葉にしていなくても、このような言葉がよく頭に浮かんでしまうという方もいるでしょう。

 

このことに気づけたら、積極的にポジティブな言葉を使うようにしていきましょう。

 

「嬉しい」「楽しい」「自分ならできる」「今日も一日頑張った」

 

このような言葉を、意識的に使うようにすると少しずつ感情に変化が起こるはずです。ポジティブな言葉に引っ張られて、考え方もだんだんとポジティブになっていきます。

 

また、ネガティブな性格の人は自分を責める言葉をよく使う傾向があります。自分の悪いところに目が付きやすいので、「自分は臆病だ」「消極的で主体性がない」など自分の短所ばかりを頭に思い浮かべてしまうこともよくあるでしょう。このようにネガティブな言葉が頭に浮かんでしまった時には、それをポジティブな言葉に変換するようにしましょう。

  • 「臆病だ」と思ったら、「自分は人より堅実なんだ」
  • 「主体性がない」と思ったら、「自分は協調性が高い」

というように、ネガティブな言葉の裏返しを考えて、ポジティブな言葉に変換していきましょう。ネガティブな人は、自分の短所ばかり考えて自分を責めてしまいますが、自分が短所だと感じていることは裏返してみると実は自分の長所になっている場合が沢山あります。

 

自分をさらにネガティブにしてしまうような、マイナスな言葉が浮かんだ時には、すぐにプラスの言葉に変換して気持ちが落ち込まないようにしていきましょう。

 

周囲の人を褒める

プラス思考の人は、人物や出来事の「良い側面」を見つけることができます。そのため、周囲の人を良く褒めています。ネガティブな性格の人は、良い面よりも悪い面にばかり目が行ったり、自分のなかの不安にばかり気を取られ、周りがよく見えていなかったりということが多くなります。そのため、「周囲の人を褒める」ということをあまりしません。

 

ですが、ポジティブな性格になるには、物事の「良い側面」を見つける力を身につける必要があります。そのために、毎日1回は周囲の人を褒めるようにしてみてください。「毎日1回は他人を褒める」という目標を立てることで、周囲の人の良い面を探す癖がついてきます。そうすると、物事の良い面にフォーカスを当てることが習慣化してきます。

 

物事の良い面を見ることが習慣化すれば、何か嫌なことがあってもそれを違う角度から見て、良い面を見つけることができるようになります。また、自分の悪い面ばかり見る癖がついてしまっているという人も、自分自身の良い面も簡単に見つけられるようになってきます。

 

また、「他人を褒める」という行動で自己肯定感を高めることもできます。人は、他人に親切な事をすると、何かストレスがかかることがあっても、その日一日は明るい気持ちで過ごすことができるそうです。「自分は他人に良いことをしてあげられた」という自己肯定感が高まることで、心を安定させてくれるのかもしれません。

 

「周囲の人を1回は褒める」ということと、「他人に親切にする」ということを併せて行うと、さらに効果的かもしれませんね。

 

マイナス思考を引き起こす原因

ここまで、マイナス思考の改善法についてお伝えしてきました。では、次にマイナス思考を引き起こしてしまう原因についてお伝えしていきます。マイナス思考の改善法を試しても、ここでご紹介する行動や思考が癖になっていると、なかなかプラス思考になれないかもしれません。是非ここからの内容も確認してみてください。

 

周囲がネガティブな環境

ネガティブな性格の人は、周囲の人もマイナス思考であるなど環境が原因となってどんどんネガティブになってしまうということもあります。

 

ネガティブな言葉ばかり口にする人や、愚痴や悪口をよく言っている人は周りにいないでしょうか?友人や仕事仲間などにこのような人が多いと問題です。人は自分の周りの人から影響を受けるので、ポジティブになろうと努力していても周囲にネガティブな人が集まっているとなかなかうまくいきません。

 

もし心当たりがある方は、ネガティブな発言が多い人とは少し距離を取るようにすると良いかもしれません。逆に、ポジティブな性格の人とは長い時間一緒にいるとつられてポジティブになっていくこともあります。できるだけ、周囲の環境もポジティブになるようにしていきましょう。

 

一人になり何もしない時間がある

休日などには、特に何もせず家にいることが多いという方は要注意です。マイナス思考な人は、悪いことを考えたり想像したりすることが癖になっているので、暇な時間があるとついついマイナス思考になってしまいます。

 

時間があればあるほど、考えなくてもいいことまでいろいろと考えてしまい、不安な気持ちになってしまいます。マイナス思考の人は、一度悪いことを考え始めてしまうと、どんどん悪い方向に考えてしまいなかなかやめられません。

 

ネガティブな性格を直したいと考えているなら、「何もしない」という時間はあまり作らない方が良いでしょう。休日など暇な時間がある時には、積極的に外に出たり何か興味のあることを勉強してみたりと、忙しなく過ごしているとマイナスな考えが浮かぶことも少なくなるでしょう。

 

生活習慣が乱れている

睡眠不足や運動不足などの生活習慣の乱れもマイナス思考の原因になります。睡眠不足は、疲れや体調不良の原因にもなります。睡眠不足が引き金となって心の病にまで発展することもあります。

 

また、運動不足になるとセロトニンという物質が不足します。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、これが不足することがうつ病などの一因になるともいわれています。このセロトニンが不足してしまうと、不安な気持ちが続くなどマイナス思考の原因になってしまいます。

 

ポジティブになるためには、睡眠や運動など普段の生活習慣に気を配ることも大切です。習慣を変えていくことは簡単ではないかもしれませんが、いつもより早めにベッドに入る、できるだけ階段を使うなど、少しずつ変えていくようにしましょう。

 

まとめ

マイナス思考の改善法、マイナス思考を引き起こす原因それぞれ3つずつご紹介しました。ネガティブな性格を改善していくには、マイナス思考を引き起こす思考や行動を行わないこと、そしてプラス思考に慣れる考え方や行動を積極的に行うことが大切です。

 

今回お伝えした内容を参考にして、ポジティブな性格になれるよう少しずつでも頑張ってみてください。マイナス思考が改善されると、今までと変わらない日常も明るく楽しいものになっていくはずです。

 

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