臨床心理士が教える人間関係が上手くいかない原因と対処法6選

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ゆっこ
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保有資格:「臨床心理士」「公認心理師」です。現在は、福祉業界で心理業務を行っています。アラサーフリーライター婚活中。

 

人に振り回されてしまう・・・。

 

周りの人はうまく振る舞っているのに、自分はなかなか自然に振る舞えない・・・。

 

相手のために相手のことを考えて動いているにも関わらず、あまり認められていない気がする・・・。

 

など、人間関係に疲れてしまうこと、ありますよね。私のもとには、いろいろなストレスを抱えた方が相談に来られますが、「人間関係がうまくいかない・・・」と悩んでいる方が、大変多くなっています。

 

あなたは、どのような人間関係に悩んでいますか?人間関係がうまくいかないパターンは様々ですが、今回は、「自分らしくいられない」「周りに振り回されてしまう」タイプについてクローズアップしたいと思います。

 

周りに振り回されてしまうのはなぜ?対処法はあるの?そんなお悩みについて、原因を2つ紹介し、対処法についてお話していきます。

 

人間関係に疲れてしまう原因2選

無理に他人に合わせてしまう

あなたは、どのような人との付き合いで疲れてしまうと感じますか?

  • 愚痴ばかり言う友達
  • あなたが悩みを相談している時でも自分の不幸ばかりをアピールしてくる友達
  • あなたに仕事の責任を押し付けてくる同僚

そのような相手に、無理をして合わせていると疲れてしまいますよね。「疲れるとわかっているのに、なぜか付き合ってしまう・・・」と人間関係で悩んでいる人の多くは、周りのことばかりを考え、行動をする人であることが多いのです。

 

そして、「誰とでも仲良くしなければならない」「多くの人から好かれないければならない」と、そんな思いから、無理をしてしまいます。もしかすると、小さい頃から「誰とでも仲良くしなさい」と教えられ、それが当たり前のこととして過ごしてきたのかもしれません。

 

では、あなたは、どんな人と付き合っていきたいのでしょうか。苦手な人と大切にしたい人、それぞれについて考えてみてください。

 

自分自身の心を開けない

無理をして他人に合わせてしまうのは、自分を守ろうとしているからかもしれません。自分が否定されるのではないかという怖さや自分を良く見せようとの考えから自分の気持ちを隠してしまいます。

 

誰でも、できれば周りの人から好かれたいし、周りの人からは嫌われたくないと思っています。そして、それを意識するあまり、顔色を窺いすぎているのではないでしょうか。

 

これは、相手の観察をしているようでいて、相手に映る「自分」に対しての関心です。「自分がどのように見られているのか」に注目が行きすぎると、失敗をしたらどう思われるのかこわくなり、自然な振る舞いができなくなってきます。そのような関わりは、窮屈で息苦しい感じがしてしまいますよね。

 

そして、その息苦しさは顔色を窺っている本人だけが感じるものではありません。相手も無意識に居心地の悪さを感じ取ってしまうものなのです。そのような関わりを続けていては、相手との仲が深まることはありません。いつまでたってもかみ合わない関係が続いてしまうのです。

 

人間関係に疲れてしまう4つの対処法

心が軽くなる「2:6:2の法則」

「2:6:2の法則」という言葉を聞いたことはありますか?経済学の法則から派生して人間関係に応用されたものです。

 

あなたが何をしてもあなたのことを嫌いになる人は2割いるそうです。また、6割の人はあなたのことをどうでもいいと思っています。そして、何をしても好きでいてくれる人が2割いるのです。

 

人間関係がうまくいっている人は、付き合いたい人を意識して選択している人です。それは、素のあなたを好きでいてくれる2割の人を大切にしているということです。

 

それと同時に、多くの人はあなたが思っているほど、あなたに関心はありません。あなたが「あんなことを言ってしまって嫌われるかもしれない」「あんな行動をしなきゃよかった」と悶々と考えている間、相手はそれほどあなたの言動について関心を寄せてはいません。

 

あなたが思っているほど、他人のことを考えている人はいません。今のあなたがそうであるように、みんな自分のことに必死なのです。

 

相手に迷惑をかけてはいけないと気を遣っているつもりでも、それは「自分が嫌われるのではないだろうか」と自分への注目が行きすぎてしまっている結果なのかもしれません。

 

「周りはそれほど自分に関心がないのだから、まぁいっか。」と考えてみましょう。そう考えるだけでも心が軽くなり、自分らしい行動が取りやすくなる気がしてきませんか?

 

大切にしたい人間関係を整理する

うまくいかない人間関係を解決する糸口は、自分にとって大切にしたい人との時間を選んでいくことにあります。

 

まずは、どんな人と付き合いたいのかを考えてみましょう。あなたにとって、付き合っていきたいと思える相手はどんな人ですか?どんな人間関係を築いていきたいのでしょうか?

 

それは、お互いに気を遣わなくていい相手であったり、自分を癒してくれる人であったり、気兼ねなく思いを話せる人であったりするのではないでしょうか。

 

また、周りの評価で自分の価値を計っていると、嫌われないかどうかということばかりに固執し、合わない関係にも麻痺してきてしまいます。あなたは周りの評価と関係なく、価値のある人であり、あなたの価値は周りの評価には一切左右されるものではないことを知ってください。そして、あなたがあなたらしくいられる人と積極的に付き合い、人間関係を築いくようにしましょう。

 

自分の考えを伝えてみる

ありのままのあなたを受け入れてくれる人と付き合いたいと思っても、あなた自身が心を閉ざしていては、相手の心を開くことはできません。

 

あなた自身が心を開くことで、はじめて相手も扉を開けてくれるのです。信頼できる人と「自分の本当の思いを伝えても大丈夫だった」という経験や「素の自分でも受け入れてもらえた」という体験を多く積んでいきましょう。

 

自分のありのままを表現することで、離れていく人もいるかもしれませんが、それはそれで仕方がないことなのです。その一方で、あなたのことを受け入れてくれる人も必ずいるはずです。

 

人間関係がうまくいっている人はこのことを知っていて、素の自分を好きでいてくれる人との関係を選んでいます。

不安への対策

自分らしくいられる人との人間関係を作っていきたいけれど「どうしても不安・・・」という方は、その不安がどこから来ているのかを考えてみてください。

  • 相手の反応がこわい
  • またうまくいかないかもしれない
  • ひとりになったらどうしよう

など、どのような考えが浮かぶでしょうか?

 

不安の中身を整理したら、その不安への対策をしていくといいと思います。例えば、他人と関わる必要のないひとりで楽しむ時間を設けてみることもいいでしょう。また、思い切って、今まで関わりのなかった人達の中に飛び込んでみるのもいいかもしれません。

 

人は、何かを失いたくない気持ちが強いものです。そのため、合わない関係であっても執着してしまうことがあります。そして、その関係を続けることによって楽しく過ごせる時間をなくしているかもしれないのです。今失っているものやこれから失う可能性があるものは何かを考えてみてください。

 

最後に

うまくいかない人間関係を打開するカギは、自分らしくいられる関係を見極め、そのような関係を築いていくことです。そのように、人間関係の仕組みはシンプルなものですが、自分らしくいられる人との関係を選び取っていくことは、必ずしも楽なことではありません。

 

相手の言動に合わせていくことは、あなたにとっても、ある意味楽な選択だったのかもしれません。しかしそのために、うまくいかない人との関係に陥ってしまったのではないでしょうか。そして、その人間関係を変えるためには、自分らしく生きるための勇気と行動力が必要です。

 

少しでも変化をさせたいという思いがあるのであれば、できることから実践していきましょう。

 

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