小心者?気が弱い?臆病な人が度胸を身につける成功体験方法

あなたは、「自分って気が弱いな・・・」「臆病物だな・・・」と感じることはありますか?自分は気が弱い、臆病だと悩んでいる方からすると、度胸がある人・勇気がある人は羨ましいですよね。できることなら度胸や勇気を身につけて、堂々と生活したいと感じているはずです。

 

ですが、度胸や勇気がある人は生まれつきそのような性格なのだと諦めている人も多いでしょう。「度胸を身につけたい」「肝心な時に勇気が出せる人間になりたい」と思っても、「自分は生まれつき小心者だからどうにもならない」「変わろうとしたが上手くいかなかった」という理由から諦めてしまった方もいるかもしれません。

 

確かに、度胸や勇気は生まれつきその人の個性として付属してくる場合もあります。また、気が弱かったり臆病だったりすることもあなたの生まれつきの性格であり、個性なのかもしれません。しかし、自分の努力次第で度胸を身につけることはできます。今まで諦めていた人でも、度胸を身につける方法を知っていれば、臆病で小心者の自分を変えることができるのです。

 

そこで、今回は『臆病な人が度胸を身につける方法』についてご紹介していきます。

 

今まで変われなかったのはなぜか

「臆病な性格を直したい!」と考え、何か工夫をしてみたという方もいらっしゃるでしょう。それでも変わることができなかったという方は、変われなかった原因を考えたことがありますか?

 

まずは、自分の努力次第で度胸をつける事はできるのになぜ今まで変わることができなかったのかを考えてみましょう。

 

自分に対するイメージ

あなたは「自分のことをイメージしてください」と言われたら、どのような人間だとイメージするでしょうか?「気が小さくておどおどしている」「臆病でチャレンジ精神がない」「人前に立つとすぐに緊張してしまう」自分に対して、このようなイメージを持っているのではないでしょうか?

 

あなたが変われない原因の一つはここにあるかもしれません。自分に対して「小心者」「臆病物」というイメージを持っていると、いざ変わろうと思っても「どうせ自分は小心者だから・・・」と変わろうとする自分を自ら否定してしまいます。また、日頃から「自分は臆病な人間だ」とイメージしていると、脳が自己暗示にかかってしまい、実際にどんどん臆病になってしまいます。

 

あなたは自分に対してどのようなイメージを持っていますか?「気が弱い自分」を普段からイメージしているという方は、それが変われない原因かもしれません。

 

周囲からの反応を気にしている

変わろうと思った時、周囲からの反応を気にしてしまう方は多いでしょう。バッサリ髪を切るなどのイメチェンをする時にも「髪を切ったら周囲からどう思われるだろう」「似合ってないと思われないかな?」と周囲の反応が気になるということはよくありますよね。

 

このように、自分に変化が起こる時、人は周囲からの反応をどうしても気にしてしまいます。あなたが変わりたいと思った時、「今まで自分の意見や考えを発言してこなかったのに、突然意見を言ったら変だと思われるかも」「あまり関わりがない相手なのに、挨拶をしたらどう思うかな?」と周囲からの反応を気にしませんでしたか?周囲からの反応や評価を気にするあまり、自分の中にある「変わりたい」という気持ちよりも「周囲から変に思われたくない」という気持ちが勝ってしまい、あなたは変わることを諦めてしまったのかもしれません。

 

変わることに迷いがある

「変わりたい」と思っても実際に行動するときや変わる努力をする時に、迷いが生まれてしまうとなかなか変わることはできません。「少し勇気を出せばできるかも。でもな・・・」というように、少しでも心に迷いが生まれると、そこから進む事は難しくなってしまいます。

 

『明るい性格になって、もっと多くの人と交流したい』と思っていても、いざ今まで話したことのない人に挨拶をしようとすると、「仲良くなりたいけど、今までの交友関係でも十分楽しめるし・・・」という迷いが生まれてしまうと、話しかけるタイミングを逃してしまいます。勇気を出す時には、タイミングがとても大切です。「でも・・・」「だけど・・・」と迷っている間に、あなたが変われるかもしれなかったタイミングは去ってしまいます。

 

変わろうと考えていても、変わるタイミングがないと感じている方は、あなたの中にある少しの『迷い』が、変わるタイミングを逃す原因になっているかもしれません。

 

度胸を身につける方法

では、ここからは具体的にどうすれば度胸を身につけることができるのかをお伝えしていきます。あなたの周りにも、何に対しても誰に対しても動じない、いつも堂々としている人は存在しますよね。そんな度胸・勇気がある人になりたいと考えた事があるはずです。ですが、具体的にどうすれば度胸が身につくのかわからないという人は多いでしょう。

 

そこで、上記の『今まで変われなかった原因』も踏まえ、度胸を身につける方法についてご紹介していきます。

 

少しずつ目標を達成していく

自分のことを気が弱い・臆病物だと感じている人は、度胸がある人よりも成功体験が少ない可能性があります。成功体験とは、文字の通り目標や課題などを達成し、成功したと感じられる体験のことです。この成功体験が多ければ多いほど、人は自信を持ち度胸を身につけることができるのです。

 

では、なぜ気が弱い人は成功体験が少ないのでしょうか。そもそも性格上気が弱いため、何かに挑戦するということが少ないため、成功するという体験も少ないということも一つの理由です。ですが、もう一つの理由として考えられることは、勇気を出そうとしたときに突然難しいことに挑戦しようとしてしまうということが挙げられます。

 

例えば、交友関係を広げたいと思った時、今までそれほど話したことがない相手に対して突然「二人で食事をしましょう」と誘ってしまう。中には快く受け入れてくれる人もいるかもしれませんが、ほぼ話したことのない相手と突然二人きりで食事をするのは気が引けるという人も多いはずです。そこで相手に断られてしまうと、それは自分の中で「失敗した経験」として強く記憶に刻まれてしまいます。

 

このように、一度失敗体験をして自信を失ってしまうと、次に勇気を出そうとしたときにもこの経験を思い出し、なかなか踏み出せなくなるのです。そこで、度胸を身につけるために少しずつ目標を達成していくという方法を取ってみてください。まずは、自分が確実に成功できそうな目標を立てる。そして、それが達成できたら、それより少しだけ高い目標を立てる。という方法です。

 

ハードルをできるだけ低く設定し、少しずつハードルの高さを上げていくというイメージです。初めから、跳び越えられる可能性の低い、高さのあるハードルを跳ぼうとして失敗すると、ハードルを跳ぶことに対して恐怖心が生まれてしまいます。ですが、確実に跳べる低いハードルであれば、勇気も出しやすく、成功の確率も上がります。たとえ低いハードルだったとしても、「達成できた」という成功体験が次のハードルを跳ぶ勇気に繋がります。

・まずすれ違いざまに挨拶をする

・挨拶が習慣になったら、「いい天気ですね」などの軽い会話をする

・軽い会話ができるようになったら雑談をする

・共通の知り合いを誘って食事に行く

・二人で食事などに出かける

というように、少しずつ目標を達成していくことが大切です。いきなり最終目標に挑戦するのではなく、そこに到達するまでに少しずつ目標を設定してください。小さな目標だったとしても、成功体験を積み重ね、「やろうと思えばできる」という自信を持つことが、度胸を身につけるためには重要なのです。

 

やると決めたら迷わずやる

度胸を身につけるとき、勇気を出すときに迷いは禁物です。一度迷ってしまうと、勇気を出すタイミングを逃してしまいます。また、迷う癖がついてしまうこともあります。一度「やろう」と決めたらすぐに実行しましょう。

 

私は、電話を掛けることが苦手なので、どこかに電話を掛けなければいけない時にとても躊躇してしまいます。「かけようかな・・・でも緊張するな」「明日でもいいしな・・・」と迷っているうちに掛けるタイミングを見失ってしまい、結局「明日掛けよう」ということがよくありました。ですが、苦手な事を先延ばしにしているとそのことが気になってしまい、さらに緊張してしまうこともあります。そのため、やらなきゃと思ったらできるだけすぐに実行するようにしています。

 

「やろうかな」「やってみたいな」と思ったらすぐに実行に移す。自分に迷う暇を与えないということが重要です。

 

ですが、どうしてもタイミングが悪く、今すぐに実行できないということもあります。例えば、「電話を掛ける先が定休日だ」という場合などです。そのような場合は、「○日△時に□□に電話」と紙に書いていつも自分が見えるところに貼っておきます。日にちと時間を設定しておくことで、「すっかり忘れてた。明日でいいか・・・」と自分に迷う時間を与えずに確実に達成することができます。

 

一度迷いが生まれてしまうと、なかなか勇気が出なかったり、日にちが立つにつれ「やっぱりやらなくてもいいかも」という気持ちが生まれてきたりしてしまいます。極力思い立ったらすぐに行動するということを習慣化するようにしてください。

 

他人を気にしない

周囲からの反応が気になって、変わりたくても変われないという方もいるでしょう。確かに、あなたが変わろうとしたときには周囲から様々な反応があるかもしれません。応援してくれる人もいれば、陰であなたを馬鹿にするような人もいるでしょう。

 

ですが、より良く変わろうとするあなたの意志は、悪い事でも間違ったことでもありません。陰であなたを馬鹿にするような人がいても、その人の人間性に問題があるだけなのであなたは一切気にする必要はありません。

 

そういわれても、明日から周囲の人を気にせず生活するということは難しいかもしれません。ですが、周囲の人を気にして一生気弱なまま過ごしていくより、周囲からいろいろな反応があっても、度胸を身につけて自分らしく堂々と生活できる方が良いはずです。

 

最初は少しずつでも構いません。小さなことからチャレンジしてみてください。最初は周囲からの反応もあり、居心地が悪いかもしれませんが、毎日続けていればそれが当たり前になります。周囲の人も一週間もすれば変わろうとしているあなたに慣れて、反応も少なくなっていくでしょう。

 

まとめ

度胸を身につけるためには、少しずつ慣れていくということがとても重要です。今回ご紹介した3つの方法を頭に入れつつ、少しずつチャレンジしていきましょう。少しずつ目標を達成して、勇気を出すことに慣れていくことで自分自身の成長をしっかり感じられるはずです。

 

勇気を出すことに慣れてきたら、あなたはもう「小心者」や「臆病物」ではなくなっています。度胸を身につけて、今まで諦めていたことにもチャレンジしてみてください。あなたの世界が広がっていくかもしれません。

 

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