人付き合いを減らすメリット!人間関係のストレスを減らす方法

人付き合いにストレスを感じている方は多いのではないでしょうか。

  •  「人と交流すると気を遣いすぎてしまう」
  • 「明るくふるまわないといけないので疲れる」

 そう感じていても、人付き合いはしなければならないものだと考えているかもしれません。確かに、学校や職場など、人間関係を構築しなければならない場面はたくさんあるため、人と円滑にコミュニケーションを取る能力は必要です。

 

しかし、人付き合いが苦手であるにもかかわらず、無理に必要以上の人付き合いを続けているとストレスによって体調を崩してしまう場合もあります。

 

人間関係にストレスを感じているという方は、思い切って人付き合いを減らしてみることが必要かもしれません。

 

人付き合いを減らすメリット

  •  「人に会うことで元気をもらえる」
  • 「人と交流することがとても楽しい」

そう心から感じられる方は、積極的に人との交流を増やしていくべきです。

 

人との交流でよりコミュニケーション能力を高めることもできますし、人と話したり、遊んだりすることでストレスを発散できているという場合もあるからです。ですが、人との必要以上のコミュニケーションがつらいと感じ、人付き合いがストレスになってしまう場合は人付き合いを減らしていくべきです。

 

そういった人が、人付き合いを減らすメリットは主に2つあります。

 

ストレスの削減

誰かと一緒にいるときに常に相手に気を遣ったり、苦手な相手でも我慢して交流したりしているともちろんストレスが溜まっていきます。誰かと出かけた後、家に帰ってくると疲労でぐったりしてしまう、気が乗らない集まりに向かう前に、頭痛や腹痛など体の不調を感じる

 

ということを経験したことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?これは、あなたが人付き合いにストレスを感じているというサインです。

 

人付き合いによって強いストレスを感じてしまうという人は、少なくありません。ストレスが溜まりすぎてしまうと人は自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなってしまいます。

 

人間関係のストレスによって仕事や勉強などで力を発揮できず、好きなことに対しても積極的に行動出来なくなっているのであれば、必要以上の人付き合いは減らすべきだと思いませんか?

 

一人で楽しめることが増える

あなたは、「一人でいる方が楽しめる」という事実に罪悪感を抱いてはいませんか?周りの人は友達や職場の同僚とご飯に行ったり、遊びに出かけたりして楽しんでいるのに、自分はそれを楽しむどころかストレスに感じてしまう。

 

せっかく友達が誘ってくれているのに、「行きたくないな」という気持ちが勝ってしまう。これはおかしいことなのではないか、みんなと同じようにできない自分はダメだと責めてしまうこともあるかもしれません。

 

けれど、「一人の方が楽しい」ということは全く悪いことではありません。何を「楽しい」と感じるかは人それぞれです。人と一緒にいることに楽しみを見出す人もいれば、一人で好きな事をする時間に楽しみを見出す人もいます。

 

あなたが楽しいと感じることができないのに、周りに合わせて無理をし、ストレスを感じる必要はありません。学校や職場などでは、どうしても人とコミュニケーションを取らなければなりません。人付き合いにストレスを感じてしまう方は、学校や職場では人一倍ストレスを受けているはずです。

 

ですから、仕事後や休日は無理に周りに合わせたりせず、自分一人の時間を楽しんでください。そうすることがあなたのストレス発散になるはずです。一人で本を読んだり、映画を観たり、運動をしたり、ご飯を食べに出かけたり…。一人だと自分のペースで自分の好きな事を存分に楽しむことができます。

 

もちろん、人と交流すること全てを否定しているわけではありません。人付き合いが苦手でも、心を許している友達とたまに遊びに出かけるとすごく楽しいと感じることもあるでしょう。重要なのは、自分が楽しめる人付き合いの量を見極めることです。

 

もし、現在の人付き合いにストレスを感じたり、疲れたりしてしまっているならそれはあなたに見合った量ではないのかもしれません。どの付き合いが自分にとって必要かを考えながら、減らしていくべきです。

 

『人付き合いにストレスを感じる』ことはあなたの性質

人付き合いでストレスを感じてしまう方の中には、この性質を治したいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。また、周りの人から「頑張れば治せるのでは」「人見知りをしているだけで、慣れれば大丈夫だろう」というような言葉をかけられたことがあるかもしれません。

 

ですが、『人付き合いにストレスを感じてしまう』という性質は生まれ持ったものである場合があります。もちろん、人とコミュニケーションを取っていく中で少しずつ適応していくということは実際にあります。

 

しかし、人付き合いでのストレスを完全に無くすということはいくら頑張ってもできない人もいるのです。例えば、スキゾイドやHSPなどは生まれ持った性質であり、その人の個性です。生まれ持った性質や個性を治せと言われも、無理に等しいということは明らかです。

 

また、勘違いされやすいのが『人見知り』ですがこれはスキゾイドやHSPとは違います。人見知りをするけれど、慣れてしまえば人と関わるのが楽しいという人は、『人付き合いにストレスを感じる』という性質を持っているわけではありません。

 

このように、生まれ持った性質である場合はいくら努力しても完全にその性質を無くすことはできません。それなら、必要以上の人付き合いを減らすなど自分にストレスがかからない方法を探すべきですよね。

 

人付き合いを減らす方法

ここまで人付き合いを減らすメリットなど、人付き合いを減らすべき理由を説明してきました。ですが、「人付き合いを減らす」といっても具体的にはどうすれば良いのでしょうか。

 

学校や職場などではどうしても人付き合いをしなければなりませんし、そこで築いた人間関係を切るということはなかなか難しいですよね。ここからは相手に不快感を与えないように工夫をしつつ、人付き合いを減らしていく方法について説明していきます。

 

第一印象は大切に!少しずつ会話を減らす

学校やアルバイト、就職など新しい環境に入り人間関係が広がってしまうことは憂鬱ですよね。だからと言って、最初からコミュニケーションを取らないようにするということは問題です。

 

なぜなら、そのコミュニティの中で必要な交流さえしてもらえなくなる可能性があるからです。では、どのようにして必要以上の付き合いをしないようにしていけば良いのでしょうか。重要なのは、第一印象を良くしておくということです。

 

ポイントを押さえつつ最低限のマナーを守っていれば、それほど悪い印象は抱かれません。

  • 身だしなみを整える
  • はっきり聞き取りやすい声で挨拶をする
  • 何かしてもらったらきちんと感謝の気持ちを伝える

 

など、基本的なことかもしれませんがまずはこれがしっかりできていることが重要になってきます。仕事などを行う上で必要な会話や、ちょっとした雑談をできる程度の人間関係はしっかりと構築しておきましょう。

 

ちょっとした雑談でも疲れてしまうなと感じるかもしれませんが、そこは少し頑張って良好な人間関係を作っておいたほうが良いでしょう。雑談では、最初にテンプレート的な「休日は何をして過ごしてるの?」「趣味は?」というような話題になるはずです。

 

そこで、「休みの日は一人で過ごすことが多いです」「一人でゆっくり本を読むのが好きです」というように「一人でいることが好き」ということをできるだけアピールしておきましょう。第一印象を良くし、ある程度コミュニケーションを取れるようになってきたら少しずつ距離を取っていきましょう。

 

今まで通り、笑顔で挨拶をすることや仕事や学業に必要な会話は続けて良いですが、自分から話しかけたり、あまり必要を感じない雑談をしたりすることは避けましょう。相手から話しかけられたら、笑顔で答え、その後は話を続けないようにします。

 

押さえておいてほしいポイントは、『第一印象を大切にする』ということです。最初から印象が悪いと、ただ嫌われてしまいますが、第一印象が良ければ少しずつ距離を取っていっても理解してくれる人が多くなります。挨拶や必要な会話は印象が悪くならないように意識して行ってください。

 

「礼儀もしっかりしているし、必要な会話はきちんとするけれど深くは関わってこない人だな」というポジションを目指しましょう。

 

自分に合ったコミュニティを選択する

学校、アルバイト、職場など社会に出る際に私たちは何かしらのコミュニティに属すことになります。その際、あなたは自分に合ったコミュニティを選んでいるでしょうか?

 

あまり考えずに属してしまったり、人付き合いが苦手という性質を治したいからと無理をして自分に合わないコミュニティに属したりした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

 

例えば、

  • 大学に入り周りに流されるがまま『飲みサー』と言われるようなサークルに入ってしまった。
  • 就職するまでにコミュニケーション能力を身につけたいからと、活気のある居酒屋でアルバイトを始めた。

などです。

 

このように明らかに自分の性格に合っていないコミュニティに属してしまうとその後とても苦労することになります。なぜならそこに属している人たちは、自分とは全く別の性質を持っている人がほとんどだからです。

 

無理して話を合わせることや、集まりに参加することであなたはよりストレスを感じることになってしまいます。また、自分とは性質が異なるため正直に「苦手だ」と話しても、全く理解してもらえないということもあるでしょう。

 

ですから、コミュニティに属さなければならない場面では、自分の性格とそのコミュニティが合うかどうかをきちんと見極めるようにしましょう。

 

大学でサークルに入るなら、文化系を選択する。就職する際は、接客業や営業よりもIT企業や事務職を探す。など、自分に合ったコミュニティを選択すると周りも自分と同じような性質を持った人である場合が多くなります。

 

あなたの性格に理解を示してくれたり、必要以上の人付き合いをしなくても何とも思われなかったりということもあります。できるだけ自分に見合ったコミュニティを選択することで、あなたのストレスも大幅に削減することができるはずです。

 

まとめ

現代社会において人間関係にストレスを抱えているという方は、少なくないでしょう。人付き合いはしなければならないものだという風潮や考えによってそのストレスから逃げることができなくなっているかもしれません。

 

ですが、あなたがつらいと感じているのであれば、少しずつでも人付き合いを減らしていくべきです。思い切って人付き合いを減らしてみると、人間関係のストレスから解放され、今までより健康的で楽しい生活が送れるようになるはずです。

 

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