新入社員は辛いよ!新人が仕事や職場に慣れるためのコツ!

どんな仕事、どんな職場でも新人時代は「辛い」と感じることが多いですよね。教えてもらってもすぐには理解できませんし、分かったつもりでもとったはずのメモを見ても理解できなかったり、結局自分は足手まといのような存在になっていると感じてしまいます。

 

学生時代とは違い、広い年齢層、経験値が異なる人間層という環境では人間関係に慣れていくことも一苦労です。しばらくは職場にいても自分の居場所がないように感じ孤独感に襲われてしまうでしょう。

 

毎日が「辛い」「辞めたい」の連続だと思います。

 

しかし、この新人の辛い時期は誰しもが通る道です。何事も最初は分からないこと、慣れないことばかりです。経験や時間でしか解決できないことも多いはずです。いかに新しい環境に慣れることができるかが、新人の辛い期間から脱するためのポイントになります。

 

そこで、ここでは効率的に一日でも早くい新人時代の辛さを早く乗り切るためのコツについて紹介していきます。コツをつかみ、自分で選んで就職した職場での時間が早楽しく、充実したものになるようにしましょう。

 

心の持ちよう~新人は最初から完璧にできない~

新人は、最初から仕事も人間関係も環境に馴染むことも上手く出来なくて当たり前です。そのため、先輩や経験値のある同僚と自分を比較して悲観する必要はありません。よく求人票に「経験者優遇」「求む即戦力」と書かれていることがありますが、実際に採用されているからには、誰かと自分を比較する必要はないのです。

 

先輩や上司に「早く覚えて」と言われてしまうこともあるでしょうが、さすがに1回や2回で覚えることができる人はなかなかいません。先輩に教えてもらったこと以上にやらないといけないことや、自分で考えないといけないことが仕事ではあることなのですから。

 

既に仕事に慣れきっている人が何も知らない人の教えるということこそ、細やかで配慮が必要なのです。「1回言ったら覚えて」「自分で見て覚えるくらいの気持ちでやって」ということはかなり乱暴な対応です。

 

全てを人のせいにはできませんが、新人の仕事の出来不出来は教育係である先輩の腕にかかっていると言っても過言ではありません。

 

新人は経験を積みながら多くのことを学んでいくのです。最初からできないということや先輩からのダメ出しや責めに落ち込むことはありません。

 

新人が仕事や職場に慣れるためのコツ

新人が仕事や職場に慣れるためのコツを5つ紹介します。多くの事は時間や経験で慣れていくしかないのですが、自分の努力で効率よく慣れていくポイントがあります。これらを押さえることで、新人が辛いと感じる期間を短くすることができるでしょう。

 

メモを取り、積極的に経験する

先輩に教えてもらうことは全て新しい経験です。先輩からの説明を聞くことだけで頭がいっぱいになるでしょうが、メモをとるようにしましょう。とても基本的で古風な方法ですが、自分なりにメモを取るということは大切です。

 

メモをとれば後で見返すことができるので、自分が理解できたこととそうでないこと、そして新たな疑問をはっきりと整理できます。そして、そのメモを頼りに実際に教わった場面に対応してみましょう。うまくできるかもしれませんし、そこでまた新たな疑問が生まれるかもしれません。

 

疑問や未知な部分はそのままにせずに、先輩に聞くようにしましょう。そしてまた、積極的に経験し、一つ一つクリアにしていくのです。一通りの経験をし終わるまでは一つのことができてもまた新たな疑問や経験に向かって行くことの繰り返しになりますが、確実に経験と成功で解決に向かっているはずです。

 

徐々にメモをとることがしんどいという気持ちよりも、不確かなメモが解決され「できた」という実感の方が多くなるのでしょう。

 

注意やアドバイスはありがたく聞く

新人のうちは注意や助言を多くされます。そのことに対して「自分はいつまでもできない人だ」という後ろ向きな思考はしないようにしましょう。「何度も注意されて、注意する人も辛いだろう」「次はやってやる」「今度助言されたときに今わからなくて困っていることも聞いてみよう」など、前向きに考えましょう。

 

中には、新人のことを「できない人」と陰で悪口を言う人もいます。直接、注意や助言をしてくれることはありがたいことです。

 

先輩と良好な関係を築く

仕事の相談や質問がしやすいように、先輩とは良好な関係を築きましょう。もしも、あなたの教育係のという立場の先輩がいるのなら、その人には敬意を払い良い関係を保つようにしましょう。

 

先輩は先輩同士、あなたの知らない場で新人についての評価や話題をすることがあるでしょう。そのような時に、関係が悪いと「あの子は全然ダメ。何を教えてもダメ。あなたはいいわね、優秀は後輩で」などと言われることがないようにしましょう。

 

そのためには、日ごろから先輩に敬意を払っておくことが重要です。例えば「○○先輩の教え方がいいので、他の新人にも先輩が教えてくれて方法を伝授しました」「私は○○先輩が教育係で良かったです」など、自分のレベルや評価は先輩次第なのだということを暗にインプットしてもらいましょう。

 

それは同時に、新人は新人同士でいかに先輩たちが教えやすく接してくれているかを情報交換しているということも知ってもらうことでもあります。人は誰しも自分が他人からどのように思われているのかが気になりますし、好かれたいものです。

 

自分たちは良好な関係な先輩・後輩ペアだということがいかに周りからの評判を得ることかを先輩も察するはずです。先輩がそう感じ、行動してくれると職場での人間関係に上手く広がっていくでしょう。

自学でスピード感と正確さをアップする

新人は自分で学ぶことも必要です。

 

例えば、前日の仕事終わりに明日のやることリスト(to do リスト)を作成して、頭の中でシュミレーションしましょう。自宅に帰ってから考えるだけでもいいです。

 

その上で、予め調べておいた方が良いことは調べるようにしましょう。また、少しでもスピーディに正確に仕事ができるように10分程度でも早く出社して必要な書類を自分の思い描く手順で並べておくことや、コピー機やパソコンの使用をリハーサルしておくことも立派な予習です。

 

先輩が聞いてきそうなことや、こんな電話がかかってきたらどうしようかなど予測して心の準備をすることも大切です。仕事は学校の勉強とは違い、必ず自分の知っていることや一度は習ったことの中からしか問題が出されるということではありません。未知の経験との出会いの連続です。

 

だからこそ、基本的なパソコンの使用や事務作業の流れの把握こそはスピーディで正確にできるようにしておきましょう。学べるもの、身につけることができることは確実にできるようにしておくことは、新たな事案が来た時に少しでもストレスが少なくなるコツです。この「少し」ができれば新人が仕事が辛いと感じる時期が短くなります。

 

成功した時は自分を褒める

新人であるあなたが「今日は上手くいった」「これはできるようになった」と感じたときは素直に自分を褒めましょう。自分を認めることは自信に繋がり、次からも自信をもって仕事に向かうことができます。また、新たな取り組みへの意欲もわいてくるでしょう。

 

上手く出来たことは先輩に報告し「先輩のお陰で」と感謝を口に出すのも良いでしょうし、ご褒美に自分に美味しいスウィーツを買って帰るのも良いでしょう。

 

人から見たら些細なことでも、喜びや充実感を声に出したり、行動したり或いはメモに書いておくなどすることで、仕事は楽しいという気持ちと向上のモチベーションを上げていくのです。

 

どうしても慣れることができない、限界を感じる人は

さて、ここまでいかに新人の方が早く職場や仕事に慣れることができ、辛さを感じる時期を早く脱するかの方法についてみてきました。それでも、もう考える余裕もなく「仕事がつらい」という方はどうしたらよいでしょう。

 

「仕事が辛く、生きることまでがつらい」とまで感じている人は、危機的状況にあるかもしれません。そのような場合は、無理にその職場にしがみつかない方が良いでしょう。辛い時期でも先輩や上司に敬意を払うことができれば乗り越えていくことも可能です。

 

しかし、いじめやハラスメントが蔓延している現代社会ではそうはいかない事情もあるでしょう。それは、本人にしかわかりません。辛くて耐えられないのであれば環境を変えるのが良いでしょう。

 

仕事がつらいという気持ちを軽くする方法

自分を責めない

「新人だから慣れるまでは仕方ない、我慢して当然」ということではありません。心身のバランスを崩してしまうまで耐えることは英断ではありません。自分を責めてはいけません。

 

医師やカウンセラーの力を借りる

仕事のつらさから逃れるにしても、自分の気持ちをなかなかコントロールできない、行動に移すまでの気力もないという人もいるでしょう。

 

そういう場合は受診やカウンセリングを受けるという方法もあります。ストレス社会である今、学生から高齢者まで、医療や専門職の力を借りる人も増えています。心の病を患っている場合は適切な治療や休養が必要です。

 

誰かに聞いてもらうだけで気持ちが軽くなるという人もいるでしょう。カウンセリングを受けるだけで、昨日までの自分と違った気持ち持てるようになったという人もいます。

 

仕事が全てではない、そして仕事はたくさんある

仕事が上手くできないことや、同じミスを繰り返してしまうことをいつまでも悔やんではいけません。日本人は勤勉であるため、毎日の仕事を家に持ち帰ったり休みの日でも仕事が頭から離れないという人がいます。

 

本来、なぜ仕事をするのか、それは自分の生活や人生にゆとりや豊かさを得るために働いているはずです。仕事に追われ疲れ切ってしまっては元も子もありません。自分の考え方ひとつで仕事に追い詰められてはいけません。

 

「仕事が人生の全てではない」と考えるようにしましょう。そして、新人の場合は「他にも仕事も職場もたくさんある」と理解しましょう。

 

仕事を無理に続けない、辞める

最終的には、仕事を休職することや辞めることも一つの方法です。無理に仕事を続けて心を病んでしまっては、気分転換や環境を変えるという自分の気持ちを解放することさえもできなくなってしまいます。

 

仕事はいつでも辞めること、変えることができます。求人もたくさんあります。今の仕事や職場を辞めることで自分を責めてはいけません。今よりの良くなるような新たな選択をするだけなのです。

 

まとめ

何事も新人時代はストレスがあって楽しめないことが多いものです。初めての経験に初めての環境。そして、新たな人間関係の中で仕事をしてくのですから。この辛い時期をどう乗り越えるのか、それは周りに次第ということもありますが、自分の気持ちや努力次第で好転することもあるのです。

 

しかし、自分の力では何ともできないこともあります。自分の気持ちがコントロールができないくらい限界を感じる時は自分を守るための行動をとることは間違いではありません。

 

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