ママ友付き合いが苦手な方がストレスを減らす方法!

「自分は人付き合いが苦手だ…」と感じているあなた。実は私も人付き合いが苦手です。もっと詳しく表現するなら、必要以上に人と関わらなくても大丈夫な方です。学生の時も友達は少数。職場でも仕事以外の時間に敢えて職場の人と会う機会は設けないなど、自分はそれで大丈夫なのでそうしてきました。

 

しかし、子供ができ学校や習い事の関係で新たな人間関係が生まれました。子供のことを思うとこれまでのように人付き合いを軽んじることができなくなりました。親同士で集まってランチや飲み会をしながら情報交換をする、という誘いが多くなり、特に2人の子供のうちの第1子では幼稚園から中学校卒業までの長い期間、私は人付き合いに悩まされました。

 

そうなってしまった理由は「人付き合いしないと子供に悪影響が及ぶのではないか」「習い事で不利益が生じるのではないか」という思いや、よく聞くママ友トラブルを想像してしまったからです。しかし、第1子の子育てが一段落した今、思い返すと本当にそんなことが起こり得たのと考えるようになりました。

 

テレビの再現ドラマやネットで見聞きした話によって過剰に警戒心を抱いていただけかもしれない、と気が付きました。もしも、私と同じような経験や思いを抱いている人は、思い切って人付き合いや人間関係を減らしてみてはどうでしょうか。実際に第2子の時には私はそのようにしてだいぶストレスから逃れることができました。

 

人付き合いを全てを断ち切ってしまうことはかえってストレスになってしまうので、程よく人付き合いを減らす方法を提案します。

ママ友との交流とその意義は

人付き合いは大切です。まして、家族ができると自分一人ではない分、嫌でも付き合わなければならない場面が多くなります。

 

今回は主に、ママ友同士の人付き合いについてお話します。ママ友同士の人付き合いでは、学校関連の行事あるあるや、学校の先生の評判、自分の子供が親しくしていない方の家庭の話しなど、自分一人では知り得ない情報を得ることができます。いや、厳密には「知ることになって」しまいます。

 

私にとってこれらの情報はどれも噂や一個人の感情や感覚、興味本位というものがもとになっているように感じられました。

 

私がいたく感心したのは、学校関連の行事あるあるで、「運動会ではゴール付近に待機は1家族1名、ビデオ1台」とか「学芸会の最前列は6年生の親が鉄則」というような、学校が決めたのではないママ友独自のルールに対する周りの反応です。ママ友によって代々語り継がれている情報に対するママ友たちの従順さには感服しました。

 

私個人としては、学校からの説明やお便りを理解さえしておけば困ったことは起こらないという感覚でいるのですが、ママ友ルールを知らずに学芸会で最前列に座ろうものなら「非常識な人」認定されるのは目に見えています。

 

こうしたママ友ルールに興味を持ち、承服することは自分の意に反するものですが、平和に過ごすためには知っておいた方が無難です。結局のところ、ある程度の人付き合いの中で自分が損をしないということがポイントだと思うようにしました。

 

ママ友付き合いを減らす3つの理由

さて「人付き合いが苦手でも、まったく断ち切ることができない事情はそれぞれの状況においてあるので、程よく減らしましょう。なぜなら、自分が損をしてしまうこともあるから…」

 

ということを先に述べました。

 

ここでは、人付き合いを減らした方が楽であるし嫌な思いをしないで済む3つの理由を紹介します。

  1. 人付き合いのストレスが減って気持ちが安定する。
  2. できれば自分が損しない程度の付き合い、人間関係を保って安心感を得たい。
  3. 1人で過ごす時間が一番楽しいしラクである。

 

ストレスを減らして楽な気持ちになりたい

人付き合いにストレスを感じる人が、断りきれない集まりや会合に参加すると決めた場合、その当日まで鬱々とした気分を抱えることになります。

 

私の場合も、自分でOKしたはずなのに、ママ友たちとのランチの日が近づいてくると、「あーあ、早く過ぎないかな」「嫌だ、嫌だ」という気持ちに支配されていました。

 

そのストレスで子供にあたってしまうこともあり、子供のためを思って人付き合いしようとしているのに、子供に嫌な思いをさせてしまうというジレンマに悩まされました。

 

しかし、第2子の時には第1子での経験や周りのママ友の年齢が自分より若い層になったこともあり、ランチに誘われても「上の子の用事がある」「実家に手伝いを頼まれている」などの理由で断る勇気を身につけ実行しました。

 

はっきりとした意思表示と、「上の子」「実家」という相手にとっては未知の世界であるワードを出すことで意外に相手も納得してくれ、執拗なお誘いを受けたことはありませんでした。こんなことなら、第1子の時も何かしらの理由をつけて要領よく立ち振る舞えば良かった、と感じました。

 

そして、気持ちに余裕ができると、顔を合わせるという形での付き合いには気が進まなくてもメールやラインで繋がる程度の人付き合いは苦痛ではなくなりました。

 

自分が損しない程度の人間関係を保つ

「人付き合いが苦手」と言う理由で人間関係を全て絶つということは、社会で生きていくためには不可能に近いので、どの程度の人間関係を保ったら良いのか。語弊があるかもしれませんが、自分が損しない程度の人間関係を保つことができればいいと思います。

 

1人目の子供の時は、私と年齢も近く、同じく第一子のママ友が多かったので今思えば、子育てについてわからない者同志、必死に自分の子供のためにママ友付き合いをしていたように思います。

 

その結果が見栄の張り合いや過剰な反応となって、私の様にその場にはいるけれど話にのっていかない人は「気取った人」「偉そうな人」と評されていました。しかし、裏返すと「余裕があって気に食わない」と思われていたのではないかと思います。

 

ママ友たちとの関係がぎくしゃくしていると自覚しながらも「私は一人が楽で、余計な情報に興味がない」とはとうてい言い出すことはできずストレスが溜まる一方でした。そうしたストレスから逃れるために、3回集まりがあれば1回は出席、もう1回は金銭面で迷惑がかからない場はドタキャン、残りは家の都合で欠席、いうようにうまく間引いていました。

 

これが自分にとって実に丁度よく、ストレスと感じないペースでした。

 

1人の時間が楽しいし、とてもラク

「一人で食事をするよりみんなでランチをしよう」「たまには楽しく過ごそうよ」極端に孤独を嫌う人や常に誰かと群れていたい人、いますよね。そのことに同調できない人は、特殊且つかわいそうな人であるかのように、ママ友たちは誘ってきたりします。

 

でも、本当にそうでしょうか。少なくとも私は平日の昼に一人で食事を摂っても、週末の夜にぽっかり時間が空いても、寂しくもないし決して惨めだとも感じたことはありません。むしろ、そんな一人の時間こそ解放感に満ち、やりたいことがどんどん湧いてきます。

 

そのやりたいことは特別なことではありません。例えば本を読むとか、ゆっくり紅茶を飲むとか、花を飾る、少し模様替えをするなど少し座っては部屋を眺め、思いついたことを小出しにやるといった具合です。見た目には地味な過ごし方でしょうが、やっている本人は楽しいのです。「何をする」ということではないのですが他愛もない、普段思いついて頭にすみにおいてあったことをやってみるだけなのです。

 

それは最初に目的があって、誰かと何かを楽しむということではないので「別にその日でなくてもいいけどやりたいことを一人でしたい、なぜならラクだし楽しいから。」としか言いようのない感覚なのです。

 

人付き合いを避ける3つの方法

人付き合いを全て絶つのは簡単ではありませんし、それはそれで自分に不都合が生じることも考えられます。程よく人間関係を減らすことがポイントになってきます。ここでは、私の実体験から程よく人間関係を回避する、具体的な方法を3つ紹介します。

 

自分の世界観、別の居場所があるということをさりげなくアピールする

進学や就職、家族を通した新しい環境などでは避けられない人間関係が生まれます。人付き合いが苦手な身としては億劫なことではありますが、程よく関係を保っていかなければもっと嫌なことが起きるかもしれません。必要以上に執着されず、敬遠もされないというのが理想です。

 

そのためには、基本的に挨拶や必要な情報交換はウエルカムな態度で接します。例えば、挨拶や礼儀は常識ある大人として欠かすことができないでしょう。その他に、職場や学校、家族関係で必要な情報を教えてもらった時は「とてもありがたい」という反応をしましょう。

 

一方、それほど必要ではないと感じるような話や、億劫だと感じるお誘いを受けたときは「自分は世間話に疎い」「一人の趣味や仕事がある(ハンドメイドや習い事、内職)」と伝えましょう。相手が入り込めない世界観を持っていると察してもらいましょう。余暇がたくさんありそうでも目標やノルマのある趣味や仕事に取り組んでいる人だと知ってもらうと、以後なにかと楽になります。

  • きちんとした挨拶、受け答えをする。
  • 必要な要件、情報で関わってきてくれた時は「ありがたい」という態度を表明。
  • 他人が関わりにくい世界、居場所が別にあるということを知っておいてもらう。

 

グループメールやグループLINEの反応は一番にはしない

メールやLINEは便利なコミュニケーションツールでありますが、人間関係のトラブルの元にもなり得ますね。

 

顔が見えない分、良くも悪くも相手の状況を妄想してしまいがちです。メールやLINEに即座に反応してしまうと、いつでもつかまりやすい人、暇な時につかまえやすい人という印象を持たれてしまいます。一方、すごくタイムロスがあって反応すると、それはそれでアテにならない人という印象を持たれ、無意味に雑に扱われてしまったり陰口の対象になってしまう可能性があります。

 

できれば5人のグループなら3番目くらいに紛れて反応できれば良いでしょう。

 

自分の雰囲気に合った人と関係を持つ

よく言うスクールカーストやママ友カースト。カーストの底辺にだけは属したくないと無理して躍起になっている人が居ます。ママ友の中には自分一人では敷居が高いので他の人を道連れに、上のカーストに属しようする人も。道連れにされないように注意しましょう。

 

誰かを誘って、分相応でないグループに属しようとする人は得てして簡単に離れても行きます。もっと良くないケースでは自分で誘っておきながら新しい仲間に良く思われたいばかりに、誘った相手を虐げることもあります。そのような勝手な都合に振り回されるのはごめんですね。

 

できれば必要な人付き合いは最初から自分の雰囲気にあった人とするようにしましょう。たとえそれがカーストの上位ではなくても構わないではないですか。人付き合いが苦手な人にとって、そもそもカーストのどこに属していようがランチも飲み会も必要以上のメールやLINEも苦痛なのです。

 

最低限付き合っていく仲間は自分にとってストレスが少ないようなお互いに当たり障りのない相手が良いです。はっきり言ってしまえば、どこのグループにも属していない、誘われていないポツンとしている人や確固たる意志があって一人を好んでいる人で自分に近いタイプと関係を繋いでおくと楽なのではないでしょうか。

 

まとめ

ここまで、人付き合いを程よく減らすことでストレスから逃れるということについて紹介してきました。

「人付き合いを減らす3つの理由」

  1. 人付き合いのストレスが減って気持ちが安定する。
  2. できれば自分が損しない程度の付き合い、人間関係を保って安心感を得たい。
  3. 1人で過ごす時間が一番楽しいしラクである。

「人付き合いを避ける3つの方法」

  1. 自分には別の世界観や居場所があるとアピールする
  2. メールやLINEの反応は一番にはしない
  3. 自分の雰囲気に合った関係を持つ

 

自分の経験をもとにしたのでママ友関係に特化してお伝えしてきた向きがありますが、様々な状況や年代でも「程よく減らした人付き合い」を心地よいと感じる人にとって参考になる部分があればいいな、と思います。

 

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