「初対面の相手との会話が苦手」「口下手で会話がなかなか弾まない」という悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。確かに、初対面の相手との会話では何を話せばよいかわからなかったり、口下手だと話を広げられなかったりと、会話を弾ませるのは難しいかもしれません。ですが、会話を弾ませるためのテクニックを押さえていれば、誰でも会話を弾ませることができます。
そこで今回は、会話上手な人が実践している「会話が弾むテクニック」を3つご紹介していきます。
会話を弾ませるテクニック
あなたの周りにも、「初対面の人とも楽しそうに会話をする人」や「話していると楽しい」「ずっと話していたくなる」と感じられる人がいるのではないでしょうか。会話が上手な人は多くの人から好かれ、慕われていますよね。また、職業柄、初対面の相手と長時間会話をすることが多い美容師さんなんかも「会話を広げるのが上手だな」「会話が途切れることがないな」と感じませんか？
このような『会話上手な人』は会話を弾ませるためのテクニックを持っています。そこで、会話上手な人が普段から使っているテクニックをご紹介していきます。
相槌上手は会話を引き出せる
会話上手な人は、相手から会話を引き出す事が上手な人です。あなたの周りにいる会話上手な人も、自分の話ばかりする人ではなく相手の話を聞くのがうまい人ではないでしょうか？会話の相手から「この人とまた話したい」と思ってもらうためには、相手に気持ちよく話してもらうということが基本です。そして相手から話を引き出すには、相槌がとても重要になってきます。
「うんうん」
「へぇ～」
という相槌だけでは、相手は自分の話をちゃんと聞いてくれているのか不安になってしまいます。「自分の話に興味がないのかな？」「つまらないと思われているかも」と感じてしまうと、あまり自分のことばかり話しても相手は面白くないだろうと思ってしまいますよね。相手にそう感じさせてしまうと会話は弾みません。
「なるほど！」
「へぇ、そうなんだ！」
「それでどうなったの？」
会話上手な人は、このような相槌をよく使っています。このようにしっかりとリアクションをしてもらえると「この話に興味があるのかも」「自分の話をきちんと聞いてくれている」と感じることができますよね。また、「それでどうなったの？」というように質問をすることも重要です。「あなたの話の続きが気になる」という気持ちを示す事で、相手は「興味を示してくれるならもっと詳しく話してあげよう」という気持ちになるからです。
相槌を上手に使うことで相手から話を引き出すことができ、会話が弾んでいくのです。
相手を褒める
これはとても単純なことですが、誰でも褒められて嫌な気はしませんよね。会話上手な人は相槌と一緒に「へぇ～、すごいね！」「知らなかった！さすがだね！」「なるほど。それ面白い！」というように相手の事を自然に褒めています。わざとらしくならないように、相槌と一緒に自然と褒めるということが重要になってくるでしょう。
「すごい！」「さすがだね！」と言われると、話してよかったなという気持ちになりますし、またこの人に話をしたいなと思うはずです。
また、褒め言葉から会話を広げていくのも一つのテクニックです。これは美容師さんがよく使っているテクニックかもしれません。
「そのリップすごくお似合いですね。どこの商品ですか？」
というように、褒め言葉から会話を引き出していきます。また、褒め言葉の後に質問をするということも大切なポイントです。
「そのリップすごくお似合いですね。」だけでは、「ありがとうございます。」で会話が終わってしまうかもしれません。ですが、「どこの商品ですか？」と質問をすることで「ありがとうございます。これは○○のものなんですけど…」というように会話を続ける事ができます。
また、先ほどもお伝えした通り、質問をすることで「あなたに興味があります」という気持ちを伝える事ができるので、その後も相手が話しやすい雰囲気を作る事ができるのです。
会話を弾ませるためには、相手を褒めるということも重要なテクニックです。
共通点を見つけやすい話題を振る
相手との共通点が見つかると、会話はそれまでより確実に盛り上がっていきます。そのため、相手との共通点を見つけやすい話題を振る事が必要になってきます。また、相手が好きな事で自分との共通点を見つける事ができれば、相手との距離をぐんと近づけることができます。好きなこと・趣味・仕事・近況などの話題が相手との共通点を見つけやすいでしょう。
ここで注意すべきポイントは、初対面の相手に突然踏み込みすぎた話題を振らないということです。相手が自分に心を開く前にプライベートな質問をぶつけてしまうと「デリカシーのない人だな」と思われてしまう可能性があります。その人のプライベートに踏み込んだ話題は、少し打ち解けてからか、相手が自分から話してきた時だけにしましょう。
共通点の見つけやすい話題を振る前に、まずは天気の話や最近のニュースなど、当たり障りのない会話から始めてみてください。
「最近は、雨が続いてジメジメしていますね。」
「昨日の○○のニュース観ましたか？」
など、返事のしやすい話題から会話を始めましょう。ここから会話のキャッチボールができてきたら、趣味や仕事、近況についての話題を振ってみてください。
「休日は何をして過ごすことが多いですか？」
「最近、ハマっていることはありますか？」
というような質問から、自分との共通点を見つけていきましょう。
「休日はジムに行ったり、買い物に行ったりします。」
「そうなんですね！私も休日はよく運動します。ちなみに、ジムではどんな運動をしていますか？」
というように、自分と相手の間に共通点があることをアピールしましょう。ここでも一つポイントがあります。
自分との共通点を見つけると、
「自分も運動好きです！自分は学生時代バレー部でポジションは・・・」
というようにすぐに自分の話をしてしまうことがあります。ですが、まずは相手に「ジムではどんな運動をしていますか？」と質問をして、会話を引き出していきましょう。
相手が十分話し終わってから、
「自分も運動が好きで、学生時代はバレー部でした。○○さんは学生時代なにか部活をしていましたか？」
というように自分の話から、さらに相手への質問を付け加えると会話が途切れることなく続いていきます。
自分を認めてくれる相手には心を開きやすい
ここまで、会話を弾ませるテクニックについてご紹介してきました。会話上手な人が実践している3つのテクニックの中には共通する点があります。それは、相手に興味があるということを示しているということです。
人は、自分が相手に認められていると感じると、その相手に心を開きやすくなります。そのため「なるほど！」「それでどうなったの？」という相槌や相手を褒めることは、相手に興味があり、相手の事を認めているという意思表示になります。また、相手と自分に共通点があることを示すことで、「相手も自分と同じことが好きなんだ」「自分と同じものに興味がある人なんだ」という親近感を与えることができます。そのため、相手は自分に対してさらに心を開きやすくなるのです。
会話の相手が自分に対して心を開けば開くほど、会話は弾みやすくなります。「会話が弾まない」「相手が自分になかなか心を開いてくれない」という悩みを抱えている方は、今回ご紹介した会話が弾むテクニックを参考にしてみてください。
会話上手な人が実践しているテクニックを使って『相手を認める』ことで、あなたも周囲から「この人と話していると楽しい」と感じてもらえる会話上手になれるはずです。
