人間関係の悩みは人によってさまざま。「友達がいないわけじゃないけど、親友と呼べる人がいない」とか、「人付き合いが悪いわけじゃないけど、なんだか友達と長続きしない」、そんな人間関係が長続きせずに悩んでいる方に向けてお話をしていきます。
あなたは、どうして長続きしないのか、どうすれば人間関係が続くのか、人間関係が長続きしない人の特徴と長続きさせるためのコツを考えます。
自分が成長しているのかも
はじめにお伝えしておきたいは、付き合う人が変わることが、必ずしも悪いわけではないということです。
自分のライフスタイルが変われば、付き合う人も変わります。今まで付き合ってきた人との関係に違和感を抱くこともあるでしょう。
友人との関係が疎遠になったのは、あなたの価値観の変化、ライフステージの変化かもしれません。その友達といて居心地がよかったでしょうか?心置きなく関われる存在だったでしょうか?
もしかしたら、あなたが成長したのかもしれません。友達と長く付き合うことに固執せず、1から人間関係を築いていくことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
友達と長続きしない人の特徴
ここからは人間関係が長続きしない人の特徴について、3パターンを紹介していきます。
白黒思考
「白黒思考」という言葉を聞いたことはありますか?「0-100思考」とも呼ばれます。白か黒か極端に判断する考え方の癖のことです。
例えば、仕事で1度ミスしただけで「自分にこの仕事は向いていない」と考え、少しうまくいかなくなると「完璧にできない自分はダメな人間だ」と責めるばかり。このような考え方の癖があると、人間関係でもつまずいてしまいます。
なぜなら、白黒思考の癖があると、人は「敵」か「味方」か、あるいは「快」か「不快」かで見てしまうためです。ですが、この世の中に100点で完璧な人は存在しません。
何か嫌なことが見えると「この人とは合わない」とか「この人は嫌な人だ」と決めつけてしまうのです。
人間は、白か黒で分けることはできません。白と黒のグラデーションだけでなく、カラーがあります。奥行きもあるのです。まずは、自分の極端な思考に気付きましょう。
相手に求めるものが高い
あなたなら、どんな友達と付き合いたいでしょうか。困ったときに相談に乗ってくれる人?、嬉しいとき一緒に喜んでくれる人?、人の悪口を言わない人?、相手の意見を否定せずそれでいて自分の意見をはっきり言える人?
そんな友人がいたらどんなにいいか・・・。そう思うことでしょう。良い友達がほしい、そう思うのは相手も同じです。
嫌われたくないからといつも相手に合わせて、心がガチガチになっていませんか?心を開いてほしいと思ったら、自分からオープンになりましょう。自分の気持ちを抑制してガードした状態では、相手も心を開いてはくれません。
自分の価値観を押し付けていませんか?自分自身の価値観に固執し、それを押し付ける人は、知らず知らずのうちに人が離れていってしまいます。
まずは、「自分に合う友達か」、「自分にとっていい友達か」を評価し選択をする前に、自分が友達として良い存在になることを意識してみましょう。
最初にお話ししたように、人間関係を白か黒かで分けることはできません。100%理想的な人などいないのです。自分も相手もどこか抜けがあるから、欠点があるから、人間は面白いものです。
力みすぎてバーンアウトしてしまう
最初にやる気を出してがんばりすぎてしまい、いつの間にか疲れしまうことがあります。そのように心身のエネルギーが尽き果ててしまう状態を「バーンアウト症候群」と呼びます。
人間関係でも、同じような状態になることがあります。自分の時間を削って相手に尽くし、献身的にアドバイスをしてあげる。でも、相手が自分のアドバイスの通りに行動するとは限りませんし、相手が同じように献身的になってくれるとも限りません。
努力した結果、期待したものが得られないとき、私たちは疲れ切ってしまいます。長続きせずに悩んでいるのであれば、太く短くよりも細く長くを意識してみてはいかがでしょうか。
人間関係を長続きさせるためのコツ
どんな友達が理想?
あなたなら、どんな友達と付き合いたいでしょうか。困ったときに相談に乗ってくれる人?、嬉しいとき一緒に喜んでくれる人?、人の悪口を言わない人?、相手の意見を否定せずそれでいて自分の意見をはっきり言える人?
そんな友人がいたらどんなにいいか・・・。そう思うことでしょう。良い友達がほしい、そう思うのは相手も同じです。
嫌われたくないからといつも相手に合わせて、心がガチガチになっていませんか?心を開いてほしいと思ったら、自分からオープンになりましょう。自分の気持ちを抑制してガードした状態では、相手も心を開いてはくれません。
自分の価値観を押し付けていませんか?自分自身の価値観に固執し、それを押し付ける人は、知らず知らずのうちに人が離れていってしまいます。
まずは、「自分に合う友達か」、「自分にとっていい友達か」を評価し選択をする前に、自分が友達として良い存在になることを意識してみましょう。
ただし、最初にお話ししたように、人間関係を白か黒かで分けることはできません。100%理想的な人などいないのです。自分も相手もどこか抜けがあるから、欠点があるから、人間は面白いものです。
相手の話をよく聞く
人間関係の基本“キ”は、目の前の人を大切にすることです。友達といるときに、上の空になってはいませんか?
人間は、意識していないと、つい、いろんなことに注意が向いてしまいます。それは自然な心の働きなのですが、相手にとってみたら、自分の存在を軽視されているような感覚になってしまいます。
特に、一緒にいるときにスマホを操作したり画面を見ていたりすると、自分に関心がないように感じてしまうものです。今までそのような行動に心当たりがあれば、改めましょう。目の前の相手に興味を持ち、集中することが人間関係の基本です。
お互いに依存しすぎず距離感を保つ
前提として、良い友達関係を築こうとするのは、大切です。ただし、100%のエネルギー量で友達と向き合おうとするのは、得策ではないでしょう。なぜなら、「これだけ私が思っているのに、どうしてもっと〇〇してくれないの」と相手にも同じ要求をしてしまいやすいからです。
お互いのことを分かり合える関係は素晴らしいものですが、全てを理解しようとする必要や全てを理解してもらおうとする必要はありません。
自分自身ですら100%理解することは難しいものです。他人のこととなれば、全てを理解できるわけがありません。「私なら全部理解してあげられる」というような思い込みは傲慢とも言えます。
「もっと理解したい」という思いが強いのであれば、それは、相手のことを思ってではなく、自分の欲求を押し付けていることになります。
お互いに疲れてしまいますよね。ある意味で割り切り、距離感を保ちながらも、友達として付き合っていくのが長続きするコツではないかと思います。
依存って恋愛関係においても、結構特定の状況下によっては起こりやすいので友達同士でなく恋人同士も気をつけないといけない心理状況です。
さいごに
人間関係が長続きせず、悩んでいる方に向けて、3つの特徴と長続きするコツをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
今回紹介したパターンは、まじめで完璧主義な人に当てはまりやすい傾向にあります。まじめなところはあなたの良いところでもあります。
少し肩の力を抜いて、荷物をおろして、関わってみてはいかがでしょうか。紹介したコツも70%くらいの気持ちで実践してみてください。